− 思うことなど −

 ご挨拶

 謹啓

 「愛別離苦」へお越しくださいまして、ありがとうございます。
 今夏、私は夫 弘 を急性心疾患にて亡くしました。予期せぬ不幸なできごとに驚き、戸惑い、悲しみました。人生の伴侶を突然に失った悲しみは、悪夢の日から四ヶ月を迎えようとしている今でも癒えることがありません。

 しかしながら、遺された者は悲しみを抱え、これからも生きなければなりません。悲しみの淵でどうすれば少しでも前へ進むことができるのだろうかと考えた時、彼のことを綴ることを思いつきました。彼を偲び、彼と語り、彼を語ることこそ最も近いところに居て、共に在ることを実感できると気づいたのです。今はまだ悲しい心情しか言葉に表すことができませんが、今後は共に過ごした年月での楽しかったこと、苦労を分かち合ったこと、彼の人生の光と蔭についても折々に書き綴っていきたいと思っています。

 人は皆、いつかその生命を終えて肉体は滅びます。しかし魂は生きているのだと私は信じます。彼の魂は常に私のそばに漂い、密着し、私の中に生きているのだと信じて疑いません。そうしてこの試練をゆっくりと受容していきたいと思います。


 ここに改めて皆様にお礼申し上げます。

 Hiroshiが生前お世話になりました皆様、親しくお付き合いいただいた皆様、温いご指導ならびにご交誼をありがとうございました。謹んでお礼申し上げます。

 私たちをよくご存知の皆様、このようなことになり残念ですが、これも運命と受け留めなければなりません。思い出を胸に娘たちと生きていきます。ご心配いただきありがとうございます。

 「平成道行考」へお越しくださっている皆様、いつも応援ありがとうございます。私の人生最大の危機を温いお言葉や優しい沈黙で支え続けてくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

 このたび初めてお越しくださった皆様、私は素人ながら詩や文を綴っている者です。「愛別離苦」同様、Hiroshiと協力して運営していました「平成道行考」の拙作にもふれていただけましたら嬉しいです。

 皆様の温かなお気持ちを励みに頑張ってまいります。
 ご挨拶かたがたお礼申し上げます。

敬具

2004年11月29日

次頁

INDEX